イエメンを拠点とする親イラン武装組織「フーシ派」は、紅海などを航行する船舶への攻撃を再開すると発表しました。イスラエルがガザ地区への物資搬入を停止したためだとしています。
フーシ派は11日、紅海やアラビア海などでイスラエル船舶の通航を再び禁止すると明らかにしました。
この海域を通航した場合は直ちに攻撃するとしています。
フーシ派はガザ地区での戦闘が始まった2023年10月以降、イスラム組織「ハマス」と連帯してイスラエルに攻撃をしてきましたが、停戦の発効を受けて攻撃を取りやめていました。
しかし、イスラエルがガザ地区への物資の搬入を停止したことを受け、船舶への攻撃を再開すると警告していました。
ガザ地区の停戦を巡っては、恒久的な停戦につながる「第2段階」に移行せず、膠着(こうちゃく)状態が続いています。