囲碁の7大タイトルの最高位「棋聖戦」の第7局で一力遼棋聖（27）が挑戦者の井山裕太王座（35）に勝ち、4勝3敗でタイトルを防衛するとともに4連覇を達成しました。
一力棋聖に井山王座が挑む棋聖戦七番勝負第7局の2日目は、甲府市の「常磐ホテル」で13日午前9時に封じ手が開封され、再開しました。
7大タイトルのうち「棋聖」「名人」「天元」「本因坊」の4冠を保持している一力棋聖は4連覇がかかっています。
一方、「王座」「碁聖」「十段」の3冠を保持している井山王座は2021年まで9連覇して以来、4年ぶりの返り咲きを狙っています。
去年の棋聖戦でも2人の対決となり、最終の第7局を制した一力棋聖がタイトルを防衛しました。
今年は一力棋聖が1勝3敗とカド番に追い込まれましたが、そこから連勝して3勝3敗のタイに戻し、最終の第7局に持ち込みました。
そして13日午後6時すぎ、一力棋聖が勝ち、タイトル防衛に成功するとともに4連覇を達成しました。
棋聖戦の優勝賞金は囲碁界最高の4300万円です。
