囲碁の7大タイトルの最高位「棋聖戦」の第7局が甲府市のホテルで始まりました。7大タイトルのうち、4つを保持する一力遼棋聖(27)に3つを保持する井山裕太王座(35)が挑戦していて、ここまで3勝3敗で、勝った方がタイトル獲得です。
一力棋聖に井山王座が挑む棋聖戦七番勝負の第7局が甲府市の「常磐ホテル」で12日午前9時から始まりました。
7大タイトルのうち「棋聖」「名人」「天元」「本因坊」の4冠を保持している一力棋聖は4連覇がかかっています。
一方、「王座」「碁聖」「十段」の3冠を保持している井山王座は2021年まで9連覇して以来、4年ぶりの返り咲きを狙っています。
7大タイトルを2人で独占している一力棋聖と井山王座の対決は頂上決戦と言えます。
ここまで3勝3敗で勝った方がタイトル獲得となります。
去年も2人の対決となりましたが、去年は最終局を制した一力棋聖が4勝3敗でタイトルを防衛しました。
持ち時間はそれぞれ8時間の2日制で、勝敗は13日午後に決まります。
棋聖戦の優勝賞金は囲碁界最高の4300万円です。