山火事で大きな被害が出た岩手県大船渡市で13日、中学校の卒業式が開かれました。被災して避難所で暮らす生徒も式に臨みました。
大船渡市赤崎町の東朋中学校では、山火事の影響で一時休校となりました。
今も8人の生徒が避難生活を余儀なくされ、市内の別の中学校などで勉強をしながらこの日を迎えました。
卒業する33人の中には東日本大震災の津波で自宅が全壊し、その後、建て直された家も山火事で失った生徒もいました。
津波と山火事で自宅が被災 袖野友愛さん 「正直、家がなくなった時はめっちゃショックでした。調理師になりたいという夢があって、勉強や料理をすること(を頑張りたい)」
卒業を迎えた生徒は中学校生活最後のホームルームで手紙を両親に手渡し、今までの感謝の気持ちを伝えました。