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山火事で再び挑む“復興” 再建した家を失った住民も 岩手・大船渡 東日本大震災14年

社会

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 大規模な山火事で再び大きな被害を受けた岩手県大船渡市も、朝から祈りに包まれています。

 (石田瑠美子アナウンサー)  大船渡市の中心部、高さ7.5メートルの防潮堤の間にある展望広場です。

 大船渡市では東日本大震災で400人以上が命を落としました。今も80人近くの行方が分かっていません。

 ここには海を臨みながら犠牲者に祈りを捧げられる追悼施設があります。

 11日朝は「未来へ祈る」と記されたモニュメントの前で手を合わせる人の姿が見られました。

訪れた人 「あの時の当時の思いが風化しないよう定期的にきちんとイベントをやってほしい」

 目の前の大船渡湾をはさんで見えるのは赤崎地区です。

 津波で浸水した中学校は山を切り崩してできた高台に移転して、4年前にスタートしたばかりでした。

 先月26日に発生した山火事で対岸に出されていた避難指示は今月10日すべて解除されましたが、鎮火には至っていません。

 11日も煙が確認され、消火活動が続いています。

 あの日津波に襲われ再建した自宅を火事で再び失った人たちがいます。

 地域はまたも復興への道を余儀なくされています。

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