香川県警によりますと、県内の企業の代表電話に12日、金融機関をかたった電話があり、自動音声ガイダンスが流れました。電話はいったん切れましたが、今度は男の声で「インターネットバンキングの更新手続きが必要」などと電話があり、メールアドレスを聞き出されました。送られてきたメールには、フィッシングサイトに誘導するURLが記載されていて、本物の金融機関からの案内だと思った従業員がパスワードなどのアカウント情報を入力したということです。
13日、金融機関から注意喚起があり、口座の履歴を確認したところ、預金5000万円が無関係の法人口座に送金されていたことが分かり、フィッシング詐欺の被害に気付きました。
県警では、金融機関などを装った電話(ボイスフィッシング)やフィッシングメールに注意し、メールに記載されたURLをクリックしないことや、金融機関の代表番号に電話をして確認するよう呼び掛けています。