高松海上保安部によりますと、13日午後8時過ぎ、香川県三豊市の荘内半島北の沖合いで、東京のショクユタンカーが所有するケミカルタンカー「董和丸」498tと、パナマ船籍の貨物船「NARUTO」9467tが衝突しました。
董和丸は船首が損傷し、乗組員5人のうち、船長(44)、機関長(49)、一等航海士(33)が負傷して巡視艇で搬送されました。NARUTOは右舷が損傷して貨物倉庫が浸水しましたが、乗組員16人にけがはないということです。
14日午前3時現在、事故による油の流出はありません。
董和丸はクレゾール混合物を積んで岩国港から和歌山港へ向かう途中、NARUTOはニッケルを積んで松阪港から新居浜港へ向かう途中でした。
事故当時の海域は晴れで視界は良く、波もなかったということです。
高松海上保安部が双方の乗組員から事故の詳しい状況を聞いています。