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備蓄米の引き渡し開始 今月中にも消費者の元へ 価格低下に期待

経済

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 政府の備蓄米の落札業者への引き渡しが18日に始まった。コメ価格の低下が期待されるが、いつ店頭に並ぶのか?

■コメ価格10週連続値上がり

 政府の備蓄米が18日、多くを落札したJA全農に引き渡された。埼玉県の倉庫から搬出された備蓄米は30キロのコメ袋400個、合計12トンだ。

 全国のスーパーでのコメの平均価格は、去年9月時点で5キロあたり3105円だった。

 政府は「新米が出回れば市場が落ち着く」と見通していたが、新米が出回り始めてもコメの高騰は収まらず。今月9日までの1週間で、価格は4077円に上昇した。10週連続の値上がりで、1年前に比べほぼ2倍の値段となっている。

JA全農 米穀部 藤井暁部長 「まずは円滑な流通をしっかりやっていくために、なるべく早く消費者の皆様にコメを届けていけるように頑張る。一定の日数はかかるが、可及的速やかに、なるべく早いタイミングで届けられるように取り進めていく」

 放出された備蓄米は、いつ店頭に並ぶのか。備蓄米を購入する予定の大手卸売業者は、今月中にも備蓄米が大手スーパーの店頭に並ぶ可能性があるという。

大手卸売業者 「JA全農から備蓄米を購入する予定で進めています。3月中に自社の工場に備蓄米が入る見込みです。備蓄米を自社で精米し、3月中には全国の大手スーパーや外食チェーンなどへの販売を始めたいと考えています」   江藤拓農水大臣 「流通の改善の先には、価格の安定というものが当然あるわけですから、しばらく様子を見ることになると思う」

(「大下容子ワイド!スクランブル」2025年3月19日放送分より)

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