魚の養殖の持続可能性を高めようと、昆虫を使った餌(えさ)で養殖された国産のブリの試験販売が都内で始まりました。
大手商社の丸紅などが開発したブリは、昆虫の幼虫を加工した餌で養殖しました。
日本の養殖魚の餌の原料は、およそ4割が魚を乾燥させて粉末状にした魚粉で、その多くが輸入されています。
南米でとれる小魚の減少などで魚粉価格が上昇し、養殖費の増加などが見込まれることから、1年以上かけて開発したとしています。
丸紅 穀物油糧部 宇野剛マネージャー 「環境負荷の低減というところが一番のメリットにあると考えています」
都内では21日まで販売されます。