アメリカのトランプ大統領は、「相互関税」の発動で株価が急落していることについて、貿易赤字の解消には関税が不可欠だとして、方針を見直す考えがないことを強調しました。
トランプ大統領 「株価が下がってほしいわけではないが、何かを治すため、時には薬を飲むことも必要だ。いずれは正常に戻り、アメリカは強固な国になるだろう」
トランプ大統領は6日、記者団に対し、株価急落は意図的ではないとしたうえで、中国などとの巨額の貿易赤字解消に、関税は不可欠だと改めて強調しました。
また、「マーケットで何が起こるか分からないが、アメリカ経済ははるかに強くなっている」と述べました。
トランプ氏は週末、各国首脳と話し、「貿易赤字を容認しない」と伝えたということです。
トランプ政権高官はこれまでに50カ国から交渉の申し出があったと話しています。