早朝の街に響き渡る悲鳴。パリの中心部で女性を狙った誘拐未遂事件が発生しました。
現場はセーヌ川の東に位置するパリ11区の裏通り。13日、覆面をした黒づくめの男3人が1人の女性を車に引きずり込もうと襲い掛かりました。
一緒にいた夫は頭から血を流しながらも激しく抵抗。映像には女性が犯人から銃とみられるものを奪い取り、遠くへ投げる様子も…。
そこに飛び込んできたのは消火器を持った男性。犯人たちは慌てて車に乗り込み、現場から逃げ去ったのでした。
近くの自転車店店主 「消火器を持って駆け付けたが、正直何をすればいいか分からなかった。でも目的は達成できた」
犯人たちはなぜ女性を狙ったのでしょうか。
実は、女性は暗号資産関連企業CEO（最高経営責任者）の娘。フランスではここ最近、暗号資産を扱う企業の関係者や、その家族を狙った身代金目的の誘拐事件が相次いでいるということです。
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