フジテレビの清水賢治社長は、株主総会に向けて発表した新しい取締役案について最適な提案だと述べたうえで、時間的にも修正は難しいという見解を明らかにしました。
フジテレビ 清水賢治社長 「時間的にもなかなか難しいと思う。かなりぎりぎりのスケジュールになってきてはいると思っている」
16日に開かれた取締役会では大株主のファンドが提案した人事案について、全員一致で反対することを決議しました。
清水社長は、株主との対話は続けていくものの、取締役の構成メンバーを修正する考えはないことを示唆しました。
一方、ファンド側の取締役候補の一人は、難しい決断だったのではないかと述べました。
ジャパンディスプレイ元社長 菊岡稔氏 「(ファンド提案の)12人全員をOKすることは彼らもできないとなると、一部の人たちだけ選任するといったようなことが彼らなりにやりづらかったのだろう」
来月25日に開かれる株主総会では、株主提案と会社提案の両方の人事案が提案されますが、清水社長は委任状の争奪戦、いわゆるプロキシーファイトになることは望んでいないとしています。