中谷防衛大臣は自衛隊機の墜落した事故を巡り、「搭乗員らしきものを発見し、収容した」と述べたことについて、改めて会見を開いて発言を訂正し、陳謝しました。
愛知県犬山市の入鹿池で14日、航空自衛隊のT4練習機1機が墜落し、搭乗員2人が安否不明となっています。
自衛隊員などが連日、集中捜索を続けるなかで搭乗者とみられる体の一部が見つかり、小牧基地に搬送しました。
中谷大臣は臨時の記者会見を開き、16日の捜索で「搭乗員らしきものを発見した」と述べました。
これに対して記者から表現が不適切ではないかとの指摘が相次いだところ、中谷大臣は1時間後に再び会見して「搭乗員らしきもの」との発言を「搭乗員と思われる体の一部」と訂正しました。
そのうえで「ご家族の気持ちに配慮し、発見時の状況が過度にあからさまにならないよう婉曲(えんきょく)的な表現を使った」と釈明し、陳謝しました。