アメリカと中国が関税を巡って協議を続けるなか、習近平国家主席は中部河南省の工場などを視察し、中国は「世界第一の製造業大国だ」などと強調しました。
習主席は19日、アメリカと中国の関税協議に参加する経済担当の何立峰副首相らと洛陽市のベアリング工場などを訪れました。
習主席は、中国は「世界第一の製造業大国だ」と述べたうえで、追加関税などを巡ってアメリカと中国の関係が厳しさを増すなか、「複雑な外部環境の中でも確固たる自信を持つべきだ」と指摘しました。
中国はアメリカの輸出規制などを受けて国内での先進製造業を強化していて、指導部の方針の正当性をアピールするとともに発破を掛ける狙いもあるとみられます。