老朽化するビルの活用が課題となるなか、都内で解体予定のビルを活用した消防訓練が公開されました。
訓練は不動産会社の「東京建物」と渋谷消防署などが共同で実施しました。
解体予定のビルを使い、首都直下地震でオフィスに人が取り残されたという想定で、退避ルートを確保するため実際に壁や床を破壊する訓練を行いました。
ビルの寿命は68年といわれ、1981年の以前に建てられた旧耐震基準のビルは今後30年で寿命を迎えることになります。
国土交通省は旧耐震基準の建物に対して耐震診断や必要に応じた耐震補強を呼び掛けていて、メンテナンスや建て替えの促進が課題になっています。