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“手袋産業の育ての親”棚次辰吉のパスポートなど2件を文化財に指定 東かがわ市

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 東かがわ市は6月25日、「棚次辰吉(たなつぐたつきち)関係資料」と「安戸池概要」の2点を市の文化財に指定することを決めました。

 棚次辰吉は1899 年に大阪から帰郷し、現在の東かがわ市に初めて手袋製造工場を設立した事業家で、「手袋産業の育ての親」と呼ばれています。西洋の技術や先進的な機械を導入して、その過程で軽便飾縫ミシンや手の大きさ測定器など 24 件の特許を取得した発明家でもありました。
 文化財に指定されるのは、棚次辰吉が海外視察した時に使用した大正時代のパスポートや、工場やミシンの写真など13点で、手袋産業の黎明期を伝える資料だということです。

 また「安戸池概要」は、1928年に安戸池でハマチ養殖が成功したとされる野網和三郎(のあみわさぶろう)の父・佐吉と引田浦漁業組合が書いた記録です。ハマチの養殖方法や出荷内容などが記載されていて、日本の養殖草創期の貴重な記録だということです。

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