SNSやネット上での誹謗(ひぼう)中傷が深刻となるなか、アナウンサーや国会議員らが経験をもとに対策を話し合うシンポジウムが開かれました。
4日に都内で開かれたシンポジウムには、元フジテレビアナウンサーの渡邊渚さん(28)や大空幸星衆議院議員(26)らが「誹謗中傷がない社会をつくるためには」とのテーマでトークセッションを行いました。
元フジテレビアナウンサー 渡邊渚さん 「子どものころから言われているような、自分が言われて嫌なことは人に言わないという当たり前が徹底されたらなって思います」
渡邊さんは自身の経験として、殺害予告や自身の著書に包丁を刺された写真を送り付けられたといい、現在SNSのコメント欄を閉鎖し、警察に被害を相談しているということです。
そのうえで、「10の応援メッセージよりも1の批判が心の大半を占めてしまう」「この言葉で本当に誰も傷付かないのか考えたうえで今一度、投稿してほしい」と呼び掛けました。