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遮断機のバー 車に“刺さる” 踏切で何が?救助したのは… 

社会

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 踏切を横断中の車に遮断機のバーが刺さりました。カメラに映っていたのはバーを折る男性。一体、何が。

■踏切で何が?救助したのは…

 電車の前、小走りで踏切へ向かう運転士が映っています。東急世田谷線の踏切です。

 映像を撮影した男性は出勤のためいつもの駅へ向かっていました。しかし、この日に聞こえたただならぬ音、次いで目にしたのが止まっている電車でした。

撮影した男性 「世田谷線のすごく長い警笛が聞こえて、電車が止まるようなことだから何か大変なことが起きたのかなと」

 上下線とも線路の上で電車が停止。さらに、男性は驚きました。遮断機のバーが窓に突き刺さった格好で、白い車が立ち往生していたのです。

撮影した男性 「(車の)お尻と遮断機のバーが一緒になっているように見えた。すごくびっくりした。何が起きたんだろうと」

 車の横。救助に駆け付けた世田谷線の運転士が遮断機のバーを手にしています。この後、撮影していた男性は、さらに驚くことに…。

撮影した男性 「遮断機のバーをもぎ取った後に、すぐ逆さまにしてスポッと遮断機に差して、遮断機のバーの役割をすぐ復旧させたのにとても驚いた」

 運転士は遮断機のバーを根元から折って車からはずし、今度は細くなっている先端部分を差し込んだのです。車の救助と同時に踏切の応急処置でした。

 踏切での異常を知らせる信号で停止した電車。乗客にけがはなく、最大約5分の遅れが発生したということです。

 東急電鉄によりますと、踏切を抜けきっていない車を運転士が救助するのは適切な対応だとしています。

 折れた遮断機のバーは新しいものに交換したということです。

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