消費者安全調査委員会は車椅子利用者が自動車での送迎中に事故に遭い、死亡する事例などが相次いでいるとして調査を始めると発表しました。
消費者庁によりますと、車椅子の利用者が自動車での送迎中に死傷する事故は20年以上前から起きています。
今年も3件の死亡事故を確認しているということです。
事故事例では、車椅子の固定やシートベルトの装着が適切でなかった可能性があるとしたうえで、車椅子や車両の構造により、送迎スタッフの注意だけでは防げないものもあったとみられるとしています。
消費者安全調査委員会は事故の原因分析を踏まえた安全対策が必要だとして、横断的な調査を行う方針です。