飢餓が深刻化するパレスチナ・ガザ地区で一連の衝突が始まってからの死者が6万人を超えたことが分かりました。
ガザの保健当局は2023年10月の戦闘開始以降、パレスチナ側の死者が6万34人になったと明らかにしました。
負傷者は14万5870人に上っています。
イスラエルは飢餓が深刻となっているガザ地区で一部地域での戦闘をやめ、これまで制限していた物資の搬入を緩和しました。
しかし、国連機関が訴える一日あたりトラック500台分の物資には到底足りず、栄養失調などでの死者は増え続けています。
こうしたなか、イスラエル軍はガザ地区南部のハンユニスでイスラム組織「ハマス」の戦闘員を排除したと発表するなど、攻撃の手を緩めていません。
停戦交渉も難航していて、犠牲者はさらに増えることが予想されます。