飢餓が深刻化するガザ地区への支援物資の搬入に関し、イスラエルは地元の商人を通じて拡大することを決めました。
イスラエル軍の占領地政府活動調整官組織は5日、ガザ地区での物資搬入を拡大するため、限られた地元の商人が関与することを認めたと明らかにしました。
この物資には食品やベビーフードなどが含まれていて、厳重な検査のほか、イスラム組織「ハマス」が関与しないように措置を講じるとしています。
そのうえで、「ガザ地区への支援物資の流入量を増やすと同時に、支援物資における国連や国際機関による依存度を減らすことを目的としている」としています。
ガザ地区ではイスラエルが制限を緩和した後も市民らに物資が充分に行き渡らず、飢えでの死者はこれまでに180人に上っています。