ロシアとウクライナの首脳会談は今後どのような展開になるのでしょうか。ワシントンから報告です。
(箕輪適記者報告) トランプ大統領は、プーチン大統領とゼレンスキー大統領による会談の開催地を調整し始めたと表明しました。
2人の会談の後に、自身も交えた3者の会談を開く意向です。
ウクライナ ゼレンスキー大統領 「トランプ大統領やすべてのパートナーとの生産的な会談を経て3者会談の準備が整った」
アメリカメディアは今回の会合について、ヨーロッパ各国の首脳が「イデオロギーを超え驚くべき団結を示した」と評価しています。
一方、ロシア側は3カ国の首脳会談を受け入れる姿勢を見せておらず、開催のめどはまだ立っていません。
また、トランプ氏はウクライナに対する「安全の保証」に関与すると表明したものの、ゼレンスキー氏に譲歩を迫るとみられた「領土の交換」については議論の詳細を明らかにしていません。
きょうのところはウクライナとヨーロッパが結束を示し、プーチン氏からトランプ氏を引き戻したかに見えますが、事態の収拾には程遠く、先行きは不透明なままです。