自民党は惨敗した参院選から20日で1カ月となるなか、総裁選の前倒しの是非を検討する初めての会合を行っています。
(政治部・村川仁基記者報告) 総裁選の前倒しは「石破おろし」に直結します。
総裁選挙管理委員会の逢沢委員長は「公平公正に職責を全うする」と強調しました。
総裁選を前倒すには、衆参の国会議員と都道府県連の代表者を合わせた過半数の要求が必要で、会合では意思確認の方法や時期などの論点を整理しているとみられます。
一方、自民党内の「石破おろし」の動きとは裏腹に、世論調査では総理の続投を支持する声が高まっています。
自民党 森山幹事長 「世論調査に基づく報道各社の分析も拝見をしながら、引き続き国民の皆さんのご意見に真摯に耳を傾けてまいりたい」
石破総理は続投の方針を示していて、この先、外交日程も目白押しです。
自民党幹部は「石破総理はやる気満々。責任論はどこ吹く風だ」と話します。
ただ、党内からは「選挙結果こそが民意だ」として「総裁選を前倒したうえで石破総理がまた出馬すればいい」と出直し選挙を求める声も上がっています。