中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が電話会談し、両国の戦略的な関係をさらに強化することで一致しました。
国営の新華社通信によりますと、8日の電話会談でプーチン大統領は、ウクライナ情勢やアメリカとの接触について習主席に伝えました。
ロシアは「中国側が果たした役割を高く評価する」と述べたと説明しています。
これに対して習主席は「状況がどう変化しても中国は一貫した立場を堅持する」と答えたということです。
ロシアによるウクライナ侵攻以来、中国はロシアと戦略的な協力を深めていて、ロシア寄りの姿勢が改めて浮き彫りになりました。
プーチン大統領は9月3日に北京で開かれる終戦80年の式典に参加する予定で、一連のイベントを前に両国の連携をアピールする狙いもあるとみられます。