石破総理大臣は続投の構えを崩していません。包囲網をどう打開しようとしているのでしょうか。
(政治部・大石真依子記者報告) 石破総理が今、最も気にしている数字は世論調査で自身の「続投を支持する」割合で、この数字はお盆前後から増加しています。
石破総理は自民党内の続投への反発を意識して「世論の声と自民党議員の考えが乖離(かいり)していいのか」と側近らに繰り返し不快感を示しています。
もう一つ気にする数字は、内閣支持率です。
回復傾向にあるものの、石破総理は周辺に「どうしても支持が不支持を上回らない」とこぼしています。
政権中枢には打開策として解散論もくすぶりますが、今の支持率では難しいとみているようです。
側近からは「“前倒し”が過半数の流れになれば一気に雪崩を打つ可能性がある」と警戒する声が出始めていて、石破総理は積極的な続投戦略が描けないまま世論調査頼みの綱渡りが続きます。