天皇陛下が皇居の水田で恒例の稲刈りに臨まれました。
9日午後3時半ごろ、青のシャツに長靴を履いて鎌を手にした天皇陛下は実った稲を1株ずつ慣れた手付きで丁寧に刈り取られました。
稲は、うるち米の「ニホンマサリ」ともち米の「マンゲツモチ」の2種類で、4月に種もみをまき、5月に陛下が田植えをされたものです。
陛下は合わせて20株を収穫されました。
稲は宮中祭祀(さいし)や伊勢神宮での神事などに使われます。
今年は猛暑が続きましたが、作柄は平年並みだということです。
皇居での稲作は昭和天皇が始め、上皇さまから陛下に引き継がれました。