政府は、経済分野での人材育成などを目的にロシア国内に設置し、日本語教育などを行ってきた「日本センター」を閉鎖することを決めました。
林官房長官 「今般、総合的な判断として日本センターはその歴史的な役割を十分に果たしたと、そうした考え方から事業を終了し、ロシア国内の日本センターはすべて閉鎖することを決定いたしました」
日本センターは1994年以降、モスクワやウラジオストクなどロシア国内6カ所に設置され、日本語講座や経営関連講座などを開催してきました。
林長官は「設立から30年以上が経過し、ロシア国内や日ロ関係を取り巻く状況にも大きな変化が見られる」と指摘しました。
また、閉鎖の理由について今年1月、ロシアが一方的に日本センターに関する政府間覚書の適用終了を決めたことが「重要な考慮要素」になったと説明しました。
閉鎖についてすでにロシア側に伝えたということです。