■正恩氏“猛批判”服がダメ?
ようやく完成した平壌総合病院の竣工(しゅんこう)式です。
金正恩総書記も「感激を禁じ得ない」と、笑顔を見せます。
金正恩総書記の演説 「本当に一番やりたいと思っていたことの中でも、心の中で一番大事にしていたことでした」
しかし、演説の途中から何やら雲行きが怪しくなってきました。色々と批判し始めたのです。
金正恩総書記の演説 「残念な点もありました。医師、看護婦の服装を作ったことだけを例にとってみましょう」
正恩氏は先月23日に病院を視察していました。後ろに立っているのが医師と看護師とみられます。 金正恩総書記の演説 「この前、仕立てた白衣を見て唖然(あぜん)とし、白布で作った袋を被せたようだと厳しく批判しました」
新しくデザインした制服が気に入らないというのです。 金正恩総書記の演説 「あたかも管理員の制服か美容院の作業着に似ていました。外国の資料を一度見ただけでも何枚の図案を描くのに役に立つ」
視察からおよそ2週間後のこの日。スタッフの服装が変わっています。三角巾のようなナースキャップはなくなり、ネームプレートらしきものも見られます。
正恩氏の批判の裏には当初、7カ月での完成を目指しながら建設に5年以上もかかったことがあるとみられます。