今年のノーベル文学賞にハンガリーの作家クラスナホルカイ・ラースロー氏が選ばれました。
1954年生まれのクラスナホルカイ氏は現代ハンガリー文学を代表する作家で、ハンガリーの小さな町を舞台にした作品「抵抗の憂鬱」などで知られています。
2003年には、京都に半年間滞在した経験から記した物語「北は山、南は湖、西は道、東は川」を発表し、日本でも翻訳されました。
文学賞を選考したスウェーデン・アカデミーは「魅力的で先見性のある作品に対して」と選考理由を挙げています。
クラスナホルカイ氏は2015年に国際ブッカー賞を受賞し、かねてから文学賞が期待されていました。