アメリカのトランプ大統領は南アフリカで開催される20カ国・地域首脳会議=G20首脳会議に参加しないと明らかにしました。政府関係者も派遣しない考えです。
トランプ大統領は7日、今月下旬に開かれるG20首脳会議を巡り、「南アフリカで開催されるのはひどい侮辱だ」とし、参加を辞退すると自身のSNSで表明しました。
辞退の理由として、白人の国民が「虐殺され、土地や農地が違法に没収されている」と南アフリカでの人権侵害を主張しました。
また、「人権侵害が続く限り、アメリカ政府関係者は誰も出席しない」と投稿しています。
これに対し、南アフリカの外務省は、トランプ政権による人権侵害の主張を否定したうえで、トランプ大統領の判断に「遺憾だ」と声明を出しました。