北欧・ノルウェーの街を颯爽(さっそう)と走るバスは、中国のメーカーが製造した電気バスです。
運行するノルウェーの大手公共交通事業者が、このバスの新型モデルを使って安全性のテストをしたところ、中国のメーカーが遠隔操作で車両を停止できる可能性があることが判明したということです。
ソフトウェアの更新や診断のためにメーカーが、制御システムにアクセスできる機能が備わっているといいます。
ノルウェー公共交通事業者 「理論上この機能は悪用され、バスに影響を与える可能性があります」
事業者側は、ハッキング対策のためセキュリティーを強化するとともに、国にも対策への協力を要請しました。
これまでに、この中国メーカーが製造した電気バスは、中南米やアジアなどで合わせて数万台が販売されています。
メーカー側は、この機能は車両のメンテナンスや改善にのみ使用されると説明しています。
(「グッド!モーニング」2025年11月9日放送分より)