酪農のやりがいを学びます。岡山市の高校で、現役の女性酪農家による特別授業が行われました。
岡山市北区の高松農業高校では現役の女性酪農家2人が、畜産科学科の1年生から3年生120人の前で特別授業をしました。このうち長崎清子さんは、玉野市出身で真庭市の中国四国酪農大学校を卒業したあと、滋賀県の観光牧場で勤務しています。
(酪農家・玉野市出身 長崎清子さん) 「私の仕事自体は牛がいないと成り立たない仕事です。なので、牛の世話をしているというよりは、牛のおかげで私の仕事があるかな。」
生徒たちは毎日の苦労話だけでなく、絞った牛乳を加工して販売する6次化の話など興味深そうに聞いていました。そのほか、JA全農の職員からは酪農家の数が減り後継者不在に陥っている現状について報告がありました。
岡山県では2010年に404戸だった酪農家が、去年は280戸になっています。生徒らは酪農のやりがいや可能性に加え厳しい面など、色々掴み取ったようです。
(生徒は―) 「自分の進路にすごく役立って参考になりました。」 「牛乳ってただ飲むだけじゃなくていろいろ加工されて、絶対一日の食事のうちに牛乳に関わるものってあると思うんですよ。職業としては非常にいいなって」