中学校の水泳の授業中に大けがを負い後遺症が残ったのは、プールの安全管理に問題があったとして、香川県小豆島町の生徒と親が町を訴えていた裁判です。13日に開かれた町議会で、町が1億9500万円で和解する議案を議決しました。
訴えによりますと2011年6月、当時、内海中学校2年の男子生徒が体育の授業中にプールに飛び込みました。その際、男子生徒はプールの底に頭をぶつけて首の骨などを折り、両手足がまひする後遺症が残りました。
男子生徒と両親は、プールの安全管理や教諭の指導管理に問題があったとして、2014年6月、小豆島町を相手に約1億3000万円の損害賠償を求めて高松地裁に提訴しました。
13日開かれた小豆島町議会で、町は責任を認め、将来分の介護費用などを加算した1億9500万円で和解する議案を議決しました。 今後は原告側との協議を経て、和解が成立する見通しです。