広島高裁が伊方原発3号機の運転差し止めを命じた仮処分決定を受け、四国電力は21日、異議申し立てを行いました。佐伯社長は「勝つことしか考えていない」と強調しました。
(四国電力 佐伯勇人 社長) 「どうしても負ける訳にはいかない、不退転の覚悟を持って、勝ち抜くというのが私の考え方ですし、全社の考え方」
伊方原発の運転差し止めを求める仮処分をめぐっては、12月13日、広島高裁が「阿蘇山で過去最大規模の噴火が起きた場合、原発への火砕流到達の危険性がないとは言えない」などと指摘。来年9月30日までの運転停止を命じました。
四国電力は21日、広島高裁に対し、仮処分の決定取り消しと、速やかに効力停止を求める異議申し立てを行いました。四国電力は「阿蘇山には大規模なマグマ溜まりはないと考えられ、過去最大規模の噴火がある可能性は低い、噴火があっても、地形的に火砕流が伊方原発まで到達する可能性は考えにくい」と反論しています。
(四国電力 佐伯勇人 社長) 「科学的・技術的なデータをもって、いろんな学者・先生の見解を積み重ねて、説得・立証していく」