J1昇格へ向けスタートを切りました。ファジアーノ岡山が毎年恒例のウィンターキャンプを、香川県小豆島沖の余島で行ないました。ボールは一切使いません。
今シーズン16人が加入し半分近くの選手が入れ替わったファジアーノ。キャンプは選手たちの仲を深めるのが目的で、まずは簡単なゲームで緊張をほぐしました。
キャンプ地の余島へと続くエンジェルロード。干潮時なら歩いて渡れるのですが、潮が引ききっておらず、滑りやすい岩場を助け合いながら進みます。 MF上田選手は、ウィンターキャンプへの参加は初めてです。
(ジュビロ磐田から移籍/MF 上田康太 選手) 「めちゃめちゃ新鮮ですね、なかなかこういう経験はできない。選手の特徴だったり、自分がどんな性格だっていうのも伝えれる場面だと思うし、色んな話ができる時間だと思うので大事にしたいと思います」
18歳以下日本代表東福岡高校から入団したDF阿部選手は―
(2017 U-18日本代表/DF 阿部海大 選手) 「まずやっぱり自分も新加入でいろんな選手とコミュニケーション取って、その後のトレーニングにつなげていきたい」
午後は班に分かれて13の課題をクリアしていきます。 ASE(エーエスイー)と呼ばれるこの野外活動。これは課題解決能力や判断力などを育てるためのもので、全員で課題のクリアを目指します。選手全員が張られたロープの隙間をロープに当たらずに通り抜ける課題などがあります。選手はアイデアを出し合いながら課題に取り組みますが、実はこのやりとりが重要なんです。
(ファジアーノ岡山/長澤徹 監督) 「自分から発信したりとか人の言うことを受け入れたりとかその部分なんで、コミュニケーションが成立しないと攻撃も守備も1人でやるスポーツになっちゃうんで。岡山は組織力でっていうのはうたっているので、組織力で戦うためにはまず位置づけとしてASEがすごく重要だととらえています」
課題終了後は、リーダーへの評価や反省点の振り返りを行い、次の課題にいかします。選手たちは試行錯誤しながら課題の克服に向けて心を1つにしていました。