海のそばの駐車場がホテルになりました。岡山県玉野市にキャンピングカーのトレーラーを使ったホテルがオープンしました。
(記者) 「こちら二段ベッドですね。中に入ってみると意外と広い感じがします。こちらダイニングテーブル奥にもベッド、テレビもついているんですね」
20日、玉野市築港にオープンしたトレーラーホテル「SORAUMI」です。玉野市の企業MESファシリティーズが開業しました。 市販のトレーラーの設備を整えて、電気、水道などを完備しています。
客室は2種類あります。最大6人が宿泊できるタイプと、一回り小さい3人まで宿泊できるタイプです。料金は1人当たり4625円~6500円です。
(内覧した人は―) 「中に入ると落ち着いた感じがする」 「とても快適に過ごせると思う。値段もリーズナブルだしね」
(記者) 「宇野港の真横!そして!ホテルとしての設備!さらに狙いは外国人観光客です」
(MESファシリティーズ/中谷勤 社長) 「一番のお客様はインバウンド、その次に国内の旅行者」
おととしの第2回瀬戸内国際芸術祭では、約3万8000人が宇野港周辺を訪れました。 外国人観光客も非常に多かったということですが…
(玉野市観光協会/八谷澪さん) 「(ホテルの)数が少ない上に、満室だと、ご紹介できるところが現状本当に無い」
外国人観光客の多くはホテルタイプの部屋でWi‐Fi環境などを望みますが、宇野港周辺にはホテルは1軒しかありません。 玉野市観光協会などは、トレーラーホテルが外国人観光客の受け皿になると期待しています。
しかし、今はトレーラー5台、最大でも21人しか泊まれません。来年の瀬戸芸に向けて台数を増やしたいところですが…
(MESファシリティーズ/中谷勤 社長) 「できればトレーラーを増やしていきたいとは思うんですけど、スペースの問題もありますのでこれからの検討課題ですね」