中学生がふるさとへの思いを歌で届けました。西日本豪雨から5カ月が経ち、校舎と体育館が浸水被害にあった倉敷市の真備中学校の合唱発表会が行われ、生徒たちの美しいハーモニーが響きました。
(記者) 「真備中学校は現在、プレハブ校舎を使っていますが、きょうの合唱発表会はバスに乗って、プレハブ校舎を飛び出します!」
全校生徒約240人がバスで向かったのは、倉敷市の柳井原小学校の体育館です。
(真備中学校 生徒会長/川相愛佳さん) 「きょうは多くの方々のご支援に対する感謝の気持ちを届けられるようにそして、練習の成果を十分に出し切れるように、精一杯頑張って歌います」
真備中学校は、豪雨で学校の50周年を祝う式典や文化祭が中止になりました。 この合唱発表会は、学校行事で地域に元気を与えたいという生徒や先生の思いから開催が決まりました。
練習期間は約1カ月しかありませんでしたが、生徒たちは約250人の保護者や地域の人たちも見守る中、練習の成果を発揮しました。
(真備中学校の生徒はー) 「練習よりもいい感じにできたかなって思います」 「(Q.きょうの合唱は何点ぐらい?)100点中100点」 「開催できたことがやっぱり一番うれしいなって思います」 「感謝をしたい人たちに直で聴いてもらえるというのが一番うれしかったです」