耳を澄ませたり手で触れたり五感を使って体験する美術展が、岡山市の美術館で開かれています。 吊り下げられた2160本の布が部屋を埋め尽くしています。中に入ってみると、目の前に広がるのは幻想世界です。
上を歩くと音が鳴る石。敷き詰められた石のかけらが形作る円盤をレコードに見立てれば、上を歩く親子はレコードプレーヤーの針のようです。
(訪れた人はー) 「ガラスの音がした。楽しい」 「風鈴みたいな音がして、目で見るのと感じるのが全然違う」
岡山県立美術館で開かれている美術展「目の目 手の目 心の目 Part2」では、目だけでなく耳や手など五感を使って体験できる20の作品が用意されています。
(岡山県立美術館 学芸員/福冨 幸さん) 「騒いじゃいけないとか、触っちゃいけないとか、そういう制約を緩くしているので、小さいお子さんの美術を楽しむきっかけづくりになれば」
この美術展は9月15日まで開かれています。