開発途上国で観光に従事する人たちが日本で観光について学んでいます。16日は倉敷市の美観地区を訪れました。
(記者) 「倉敷市のホテルの会議室では研修が行われています。参加しているのは、エジプトやミャンマーなどの観光行政官で、倉敷市がどのように観光をPRしているのか説明を受けています」
JICA東京が8つの開発途上国から9人を招き、日本の観光マーケティングや誘致活動の手法を学んでもらおうと行っている研修です。
まず、倉敷観光コンベンションビューローが、旅行会社などと連携したプロモーション活動の手法を説明しました。 一方、参加者からは岡山県では電車などで英語の対応が進んでいないという指摘もありました。
(JICAの職員と参加者のやりとり) 「英語のアナウンスで『次の停車駅は倉敷ですよ』とひとことでもあれば、外国の人たちも助かる」
また参加者は美観地区を巡り、町並みや建物がどう保存し活用されているのか実際に確かめました。
(参加者と店員のやりとり) 「これって、全部(建物の)造りは同じなんですか?」 「やっぱり微妙には違ってきます。ただ、だいたいの壁とか屋根とか元の形は寄せてあります」
参加者は店員と話したり、訪れた場所を写真に撮ったりしていました。
研修は9月27日までで、17日は直島と高松を視察します。
(エジプトからー) 「とてもいい印象をもちました。よく保存されているし、ここの人たちが私たちを歓迎してくれてフレンドリーなのを感じました」
(ミャンマーからー) 「いろんな多くの情報を得て、学んだことやいろんなアイディアもあったので、それをアクションプランとして作りたいと思います」