障害について理解を深めてもらおうと、高松市の小学校で児童が実際に“義足”をつけて歩く体験授業が開かれました。
高松市の牟礼北小学校で開かれた体験授業には、6年生の児童が参加しました。 講師には、全国障害者スポーツ大会で優勝経験を持つ、池田伸彦選手が招かれました。
池田選手は20歳のとき、仕事中の事故で右足の膝から下を切断しました。 そのリハビリとして陸上競技を始め、現在はソフトボール投げや立ち幅跳びをメインに取り組んでいます。
児童たちは、池田選手が普段の生活で使っている義足と、スポーツの時に使う義足を触り、その軽さや違いなどを確かめました。
(記者) 「今から義足をつけて、実際に歩行体験に挑みます。多くの子どもたちにとってもちろん、初めての体験です」
児童たちはスポーツ義足を足に装着し、歩いたり走ったりしてその感覚を体験しました。 また池田選手に手伝ってもらい、片足でのジャンプにも挑戦しました。
(児童はー) 「普段と違う足の動きだったので、難しかったです」 「義足をつけているけど、走ったりして足が速くて、すごいと思いました」
(陸上/池田伸彦選手) 「いろんな形の障害の方がいますけど、そういった人たちを見た時にすぐに寄り添えるというか、何かあったら手助けができる、そういう大人になってほしいと思います」