南海トラフ地震に備えて地震の仕組みを学び、防災・減災につなげてもらうための講演会が香川県琴平町の小学校で開かれました。
(記者) 「南海トラフ地震によって最大震度7の揺れが発生すると予想されています、その巨大地震にどう備えればいいのか子どもたちと学びます」
香川県と香川大学が県民の防災意識を高めようと行ったもので、琴平町の榎井小学校の5、6年生や先生など約50人が参加しました。
まず、地震が起こる仕組みや恐ろしさを写真や映像で学びました。津波の実験映像では身長180センチの研究員が高さ30センチの津波に流される様子が映し出されました。
講師を務めた香川大学の金田義行特任教授は、津波が来る前にできるだけ高いところにすばやく避難するよう呼びかけていました。 また、家具を固定したり、通学路で危ない場所がないか確認したりするなど誰でもできる防災を今のうち始めるよう話しました。そして、何より災害が起きたときに被害を広げないためには、みんなで助け合うことが大切だと言います。
(香川大学/金田義行 教授) 「みんながお互いに助ける力が小さかったら災害はどんどん広がってしまう、そういうことを言いたい、同じ災害が起こっても、ある町はみんなで助け合う力があったら災害被害は小さくなる」
(小学生はー) 「地震の大きさとか知らなかったのでこんなに大きいんだなと思ってびっくりしました」 「災害などが起こったときは1つのルートだけとかではなく、何個も助かる方法などを考えたほうがいいなと思いました」