香川大学の学生が四国遍路の歴史や身近な札所について小学生に教えました。 高松市の一宮寺で行われた授業には、地元一宮小学校の6年生約120人が参加しました。
香川県の依頼を受けた香川大学教育学部の学生が自分たちで制作した映像で四国遍路について説明したあと、大師堂や仁王門などの歴史を手作りの教材などを使ってわかりやすく説明しました。
(参加した児童はー) 「楽しく自分の地域のことが学べてよかったです」 「近くに住んでいても知らないことがたくさんあったので、この機会に深く知ることができてよかったと思います。」
(香川大学教育学部/守田逸人 准教授) 「お遍路って言うのは非常に長い時間をかけて作られた文化的遺産ですので、人間文化にまつわるさまざまなものが組み込まれています。これを感じ取ってもらって、彼らは将来多くは学校の先生になる立場の人ですので、そこでこの経験を生かしてもらいたいと思います」
香川県は四国遍路の世界遺産登録を目指していて、今後も県内23カ所の札所の地元でこうした授業を行っていく予定です。