江戸時代の瀬戸内海での航海の苦労を紹介した企画展が、高松市で開かれています。
企画展「板子一枚下は地獄」の会場では、江戸時代以降に瀬戸内海で起きた海難事故の資料など約80点を展示しています。
「難船絵馬」は、海難から生還したことを感謝して神社に奉納した絵馬です。荒れ狂う海の中、綱で船を安定させる様子や船の守り神である「御幣(ごへい)」を拝む船乗りが描かれています。
「勝之助の絵」は江戸へ向かう途中、暴風雨によってフィリピンへ流れ着いた人が現地で見た珍しい生き物などを描いています。この出来事を分かりやすく物語にしたイラストもあります。
この企画展は、瀬戸内海歴史民俗資料館で11月24日まで開かれています。