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「助けてあげられなくてごめんなさい」5歳と27歳の母娘を西日本豪雨で失った家族が無念を語る 岡山・倉敷市

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 発生から2年を迎えた西日本豪雨。倉敷市真備町では5歳の女の子と27歳の母親も犠牲になりました。家族が今の心境を話しました。

 三宅常男さん(62)と長女の恵さん(30)です。

 三宅さんは、西日本豪雨で次女の三宅遥さん(当時27歳)と遥さんの娘・愛ちゃん(当時5歳)を亡くしました。6日は2人が住んでいた自宅の跡地に花を手向けました。

(三宅恵さん) 「『助けてあげられなくてごめんなさい』と言いました」

(三宅常男さん) 「活発でやんちゃな娘でした」

 愛ちゃんは自閉症のため、音に敏感で、防音用のヘッドホンをいつも付けていました。

 2年前の7月6日も、遥さんはSNSでヘッドホンを付けた愛ちゃんの寝顔を投稿していました。しかし翌朝、近くの川の堤防が決壊し、2人は自宅で亡くなっているのが見つかりました。

(三宅常男さん) 「見つかって無事に家に帰ってこれた。まあなかなか落ち着かない、2年経っても」

(三宅恵さん) 「2年経って、2年前に助かっていたら今どんな生活をしてどんな小学生になっているか、何で悩んでいるか」

 2年が経過した今も遺族の無念は残ったままです。

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