3日は文化の日です。香川県の文化芸術の向上などに貢献した人や団体に賞が贈られました。
今年度の香川県文化功労者には、小説家の芦原すなおさん(71)と建築学者の岡田恒男さん(84)が選ばれました。
芦原さんは、1991年に「青春デンデケデケデケ」が直木賞を受賞し、のちに映画化されました。
作品を通して香川の魅力を発信したり、県内の文芸賞の選考委員を務めて人材育成に貢献したりしています。
(小説家/芦原すなおさん)
「僕は土着性が強い作家だと思う。だからなおのこと自分のふるさとから賞をもらうというのはとてもうれしいです」
岡田さんは鉄筋コンクリートの建物の耐震診断法を開発したことで知られ、香川県内にある文化財の調査などを行っています。
(建築学者/岡田恒男さん)
「こんな立派な賞を頂くとは全然考えておりませんでしたので、お知らせをいただいた時はものすごくびっくりしました。もちろん光栄なことで喜んでお受けすることに致しました」
文化芸術選奨には、香川県庁東館の家具製作などを手掛けた桜製作所のほか、ピアニストの上原彩子さん、画家の依田洋一朗さんが選ばれました。