香川県三豊市の2つの養鶏場で新たに鳥インフルエンザが発生したことが確認されました。
これまでで最大規模となる約85万羽のニワトリが殺処分の対象となっていて、香川県はその対応に追われています。
(香川県/浜田恵造 知事)
「極めて厳しい事態であると誠に重く受け止めています」
香川県内で6例目・7例目となる鳥インフルエンザの発生が確認されたのは、卵を取るためのニワトリを飼育している三豊市の2カ所の養鶏場です。2つの養鶏場は1キロほど離れています。
このうち、1つは他の4つの養鶏場と同じ飼料運搬車両を使っていたため、5カ所合わせて35万羽が殺処分されることになりました。もう1つの養鶏場は約50万羽を殺処分の対象です。
香川県は自衛隊に応援を要請していて、現地では県職員と自衛隊員ら約200人が作業にあたっています。
香川県全体では約770万羽のニワトリが飼育されていますが、11月5日以降、鳥インフルエンザの発生が相次いで確認されたため、合計130万羽以上が殺処分されることになります。