みなさん「他孫(たまご)育て」という言葉、ご存じでしょうか? 自分の孫だけでなく、地域の子どもたちの子育ても支援するという意味です。
この「他孫育て」に参加してもらおうと、シニア層へ向けた講演会が高松市で開かれました。
「他孫育て応援講座」は香川県が開いたもので、子育て支援に関心がある高齢者ら約20人が参加しました。
25日は、認定NPO法人 芸術と遊び創造協会の多田千尋理事長がオンラインで講演しました。
多田さんは、老人ホームに子どもが訪れたことによって利用者が前向きになったエピソードを話しました。
(認定NPO法人 芸術と遊び創造協会/多田千尋 理事長)
「お年寄りと子どもが会うことの意味、それによって若いママとパパたちも非常に心が動く、気持ちが変わる」
「高齢の人と子どもをつなぐ役を担って」
また、多田さんは「直接子どもに関わるだけでなく、より高齢の人と子どもをつなぐ役を担ってほしい」と話しました。
(参加者は―)
「違う視点でいろんなものを考える機会ができたのかな」
「まだ元気なので、子どもさんだとかそういう方々とつながりを持ちたい」
他孫育て応援講座は、あと2回、丸亀市と三豊市で開かれます。