例年であれば春の運動会シーズンですが、新型コロナの感染拡大によって通常の形での開催が難しくなっています。どのような形で運動会を行うのか……学校は対応に追われています。
この日、高松市立新番丁小学校では児童たちが5月22日の運動会に向けて練習をしていました。
高松市教育員会は5月10日、各学校に5月の運動会は『無観客』にするよう要請しました。これを受けて、新番丁小学校も無観客での開催を決めました。
(新番丁小学校/宮井優寿 校長)
「保護者の方が参観できないということで、十分ではないですが、何らかの形で発信できるように。PTAとも相談を進めているところです」
新番丁小学校では運動会を動画で撮影して保護者に配信する予定で、具体的な方法については検討しているということです。
(1年生担任/吉田志帆 先生)
「画面越しでも子どもたち一人一人頑張っているのは変わりないかなと思いますので、精一杯踊るように声は掛けていきたいと思っています」
高松市教委の「無観客」の要請を受けて、高松市の小学校では対応が分かれています。
KSBのまとめでは、高松市立の小学校47校のうち40校が5月に運動会を予定していました。このうち25校が「6月以降に延期」、14校が5月に「無観客」で開催します。
無観客で開催する学校のうち、新番丁小学校など4校が「動画配信」を予定しています。1校は運動会を「中止」して、秋に代わりのイベントを行うと回答しました。
新番丁小学校は2020年は運動会を「秋に延期」しましたが、その結果、学校行事が秋に集中してしまい十分な準備ができなかったため、2021年は5月に無観客で開催することを決めたそうです。
感染者の急増で2020年に続いて、2021年もそれぞれの学校が難しい判断・対応を迫られています。