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朝から晩まで馬に夢中!たった1人の馬術部員 目指すは「人馬一体」 岡山・勝山高校蒜山校地【青春のキセキ】

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 岡山・香川の頑張る高校生を応援する青春のキセキです。今回は、朝から晩まで「馬」に夢中な馬術部の生徒を紹介します。遠く茨城から岡山へはるばるやってきた「馬LOVE!」な高校生。目指すは文字通りの「人馬一体」です。

 勝山高校蒜山校地馬術部の1年生、松田晄さん。周囲一面雪景色の真庭市の乗馬施設で、早朝から馬のお世話に追われていました。

(勝山高校蒜山校地/松田晄さん)
「(Q.この子の名前は?)ミッキースワロー君です。競走馬でつい最近ここに来たんですけど、なかなかまだちょっと子どもというか。ここに来て(馬術の)練習を始めたって感じです。まあ愛馬ですね」

 愛馬を引き連れ向かったのは屋内の専用馬場。馬術部の朝練の開始です。手綱を取りもくもくと練習に励む松田さん、実は、出身は茨城県。

 「ここで馬術がしたい」と高校入学とともに単身岡山へやってきた学校たった1人の馬術部員なんです。

(勝山高校蒜山校地/松田晄さん)
「あっという間の1年でしたね。ちゃんとした馬術の世界に入るためには馬術部に入りたかったんですけど、一番馬術部の中で環境が良かったのでここに来ました」

 松田さんが指導を受ける蒜山ホースパークは、リオデジャネイロオリンピックにも出場した原田喜市さんが代表を務める乗馬施設で、学生の馬術指導も行っています。

 寮生活の松田さんは午前5時に起きて朝練などをこなしてから学校へ。

 そして学校が終われば午後練と馬のお世話をして午後8時に寮に帰る、忙しい日々を過ごしています。

(勝山高校蒜山校地/松田晄さん)
「学校と馬の往復です。学校終わったらすぐ馬に行って、馬から帰ってきたらご飯ばって食べて寝てみたいな。馬が趣味です、馬が全てです。だからここに来た」

 学校を終えて、ホースパークに帰ってきた松田さん。

 どんな馬でもしっかりと乗りこなせるのが一流の馬術師。午後の練習は朝とは愛馬を変えて、本格的な馬術の練習です。

 馬術は、馬と人間が信頼し合い一体となって、障害物を越えたり正確な演技をしたりする美しさを競うスポーツです。

 松田さんが馬術と出会ったのは幼少期。その頃から馬に夢中になりました。

(勝山高校蒜山校地/松田晄さん)
「めっちゃ小さいときにおばあちゃんが牧場に連れて行ってくれて、引き馬をしてもらったのが馬との出会い。(Q.この生活はどう?)いやぁ、だいぶきついですけどめっちゃ楽しい」

 この日、松田さんを指導したのは蒜山ホースパークで指導員を務める日髙凱斗さん。2024年の国スポの成年の部で優勝するなど、日本屈指の馬術師です。

(蒜山ホースパーク/日髙凱斗さん)
「ストップ! ストップ! 良かったのにせっかく、おかしいじゃん全部。(スピード)落とそうとしているのに言うこと聞いてないじゃん、無視して馬が行ってる」

 指導にも熱が入ります。

(蒜山ホースパーク/日髙凱斗さん)
「(馬の)体重がだいたい400~500kgあって、力ももちろんすごいですし、馬から落ちてしまったりしたときの危険性はすごい高いので。言葉が通じない相手とペアになって競技に取り組む、その息を合わせないといけない。やっぱり一番大事なのは馬の気持ちだと思うので」

 手綱1つでもその強さや方向、また体の重心がどこにあるかなど。ほんのささいな変化も馬は敏感に感じ取ります。

(勝山高校蒜山校地/松田晄さん)
「やっぱり乗ると馬によって走り方が違ったり、足がちょっと悪かったり大きさも全然違うので、その馬の感覚に合わせないといけないので。細かい一つってだけでもやっぱり変わるんですよ」

 馬との確かな信頼関係を築くために。乗るときだけでなく普段の生活から馬の気持ちに寄り添う。「言葉が通じないコミュニケーション」だからこそ夢中になりました。

(勝山高校蒜山校地/松田晄さん)
「意思が通じないからこそ通じたときの達成感は半端ない。いろいろなチャレンジができるので次はこうしてみようかなって考えてみたり。機械じゃないので動物なので」

 茨城から遠い岡山の地で、365日24時間、そのほぼ全てを馬に捧げた松田さんの1年目ももうすぐ終わりです。

(勝山高校蒜山校地/松田晄さん)
「(Q.後輩は?)入ってきてほしい。インターハイがあるので団体組むのに3人じゃないといけないので。続けていけるかどうか……この生活に折れないかどうか心配ですね……。いい先輩になってあげられたらなって」

(勝山高校蒜山校地/松田晄さん)
「(Q.将来は?)やっぱり馬が好きっていう気持ちが一番ですね。馬と生活をともにしたいです。一緒に寝たいぐらいです。踏まれなければ一緒に寝るぐらい。馬と暮らしてオリンピックに出たい」

(2026年2月19日放送「News Park KSB」より)

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