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高校生と企業が「スマート農業」目指した検証 農業用アシストサポーターの効果は

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 「スマート農業」を目指します。
 岡山市の企業が、自社で開発した農業用のアシストサポーターの効果を検証しようと、高校生と実証実験を行いました。

 腕や肩に負担がかかる農作業。その負担を減らすために岡山市のダイヤ工業が開発した「アシストサポーター」です。

 岡山市の興陽高校農業科の生徒の協力を得て、このサポーターを着けると農作業の効率がどれだけ上がるか調べました。

 まずはサポーターを着けずにピオーネ10房を収穫し、掛かった時間を計ります。掛かった時間は1分23秒。次に、サポーターを着けて同じようにピオーネ10房を収穫します。掛かった時間は1分12秒。11秒縮まりました。

(農業科・果樹類型の3年生は―)
「上の作業は楽になりました」
「袋掛けの時とか枝管理の時とか、上で作業することが多い」

 タイムに差が出なかったグループもありましたが……。

(農業科・果樹類型の3年生は―)
「ちょっと邪魔になると思うんですけど、長時間着けることによって快適さがよく分かる」
「(高齢の人は特に)楽になるんじゃないんですかね」

(ダイヤ工業 新市場開拓部門/粕井康平さん)
「これからの農業を担っていただく方々、農業関係の仕事や実際にご自身が就農された時に、あの時にああいうものがあったと覚えておいていただくことで、今後の農業がどんどんスマート化していくんじゃないかと」

 この実証実験は岡山県の農業教育推進事業の一環でもあり、興陽高校は2021年度末に校内で報告会を開く予定です。

 ダイヤ工業は実証実験の結果を、今後の販路開拓などに役立てたいとしています。

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